久々にカネロ苦戦するかもね🤔
— インディー (@k_indiiii) 2021年3月20日
https://t.co/AEiT5XTHVY
2021/5/9 サウル・”カネロ”・アルバレス VS ビリー・ジョー・ソーンダース inアーリントン(AT&Tスタジアム)
(引用元:Canelo Alvarez: Billy Joe Saunders will be easy work | DAZN News Brunei)
1.比較データ
(2021年4月時点)
比較して最初に思うことは、対称的な特徴が多いということです。
右ファイターVS左ボクサーで、上の表からもわかる通りいろいろ明確に反対のスタイルです。
・攻撃力について
パンチ力は間違いなくカネロ選手です。
コンビネーションもカネロ選手の方が多彩な印象のため軍配が上がると思いますが、ソーンダース選手も連打は速く時々見せる右アッパーなどかなり魅力的です。
また、両選手とも共通して、ジャブが上手いです。カネロ選手は一瞬で強く速い、ソーンダース選手は数多く多彩、という印象です。
・ディフェンス力について
難しいところです。
インファイトでボディワークとガードが上手いカネロ選手、足を使って距離取るのが上手いソーンダース選手。
カウンターについては、両選手同レベルだと思います。
カネロもアウトボックスできることを考えると、若干カネロかなーというぐらいです。
・スピードについて
これも難しいです。
両選手とも瞬間と回転の両スピードがあります。
一瞬のスピードや華やかさが印象的なので、少しカネロ選手かな、という感じですね。
ただし、フットワークの速さはソーンダース選手です。
ということで、スピードは同点とします笑。
・体力について
タフなのはカネロ選手でしょう。ソーンダース選手が打たれ弱いというわけでは無くて、カネロ選手が頑丈なのです。
フィジカルの強さは、一瞬カネロ選手だと思いましたが、そもそもソーンダース選手の方が大きくナチュラルにミドル級出身であることを考えると、同じに思います。
スタミナはソーンダース選手だと思います。スーパーミドル級以上の階級になった最近のカネロ選手は以前よりスタミナあると思いますが、それでもガス欠の印象が消えないんですよね、僕は。笑
・他
この試合の戦略は、お互いはっきりしていると思います。どんな戦略だろうかということは、下に書いておりますが、問題はそれをどっちが実現できるかですよね。
スター性は、間違い無くカネロ選手。
対応力は、ソーンダース選手の方があると思います。
ということで、各能力別に見ると意外と差は無く、性質が違うだけなんだなということがわかりました。
噛み合う系の試合ではないでしょうから、熱い試合にはならないかもしれません。
どちらが強み、性質を活かしきれるのかというところで、意外とマニアックな方向けの試合になると予想します。
2.予想する試合展開
ポイントは、
①ソーンダースがジャブをヒットさせながら距離を取れるか、
②カネロのボディは前半からヒットするか、
です。
まず、断然重要な方である1つ目のポイント。これを実行できるかどうかが間違い無く勝利へのカギとなるでしょう。
僅差の判定勝利をもぎとるのです!
判定最強説もある(私が勝手に読んでいる)カネロ選手から判定勝利するのは至難の技ですが、KOはもっと困難でしょう。
疑惑の判定で負けるかもしれませんが、しっかり「疑惑」がつくように、ジャブをヒットさせることが大事。
なので、接近戦最強のカネロ選手に接近させないよう距離をとり、かつ、パンチのヒット数では負けないようにジャブも当てておく。まあ、この試合にあたっては誰もが思っているでしょうが、僕も本当にそう思います。
中盤までその流れがうまくいけば、カネロ選手はイライラしてくるかもしれません。ララ戦のように。そしたら、もう上出来ですよね。イライラして雑になった後半にアピールできたら最高だと思います。
逆に、そうならずに接近戦、またはただ逃げてしまえばカネロ勝利と確信しています。
ただ、僕は高確率でこのポイントはクリアする、つまり僅差の判定までもつれると考えています。
2つ目のポイントに関しては、カネロ選手がKO勝利できるか、という視点です。
前に出るのはカネロ選手で間違いありませんが、KOするのは難しいでしょう。
前述した通り、スタイルが対称的なので、噛み合わない確率が高いからです。
今回基本的にカネロ選手は、前に出て手数を出して、ポイントを稼ぎ、後半疲れてもいいように中盤まで気合入れてくると思います。
そして、KOを狙うなら、ソーンダース選手の顔面を捉えるのは至難の業ということで、得意のボディ攻め。KOできなくても、それで動きは鈍らせたいはずです。
たぶんそれが早めに実現するほど、カネロ選手優勢になると考えます。
ついにKOなら、コンビネーションからの左ボディ、右ジャブへカウンターの右ストレート、あたりがあり得ます。
ボディに関してはソーンダース選手も、相手のワンとツーの間に左ボディストレートのカウンター合わせなど、上手いです。
しかし、極力接近したくないはずなので、そのシーン見れても一瞬だと思います。狙う必要もあまり無いと思います。
どっちが強みを活かせるか、前半から終盤まで、技術的な面で目が離せません。
3.結論
カネロ、スプリットで判定勝利(2-1)
判定決着に関しては、かなりの確率で予想しています。その中でも、カネロ選手は苦戦するが、ボディや攻勢を有効とされて勝利する、というのが結論です。
ただし、ソーンダース選手勝利もかなり考えていて、割合としては以下の通りです。
カネロ判定勝利50%、カネロKO7%、サンダース判定43%
7%ってなんや、って感じですが、あまり気にせずに笑。
まあ、この試合のテーマを一言で言うなら、
「どっちも勝つのは難しい!?」
としておきましょう。
(追記5/11)
ある意味予想が外れました、、!
以上。
久々のビッグマッチ楽しみですねー。
これから少しずつ増えてきそうですが、昨年秋ほどでは無さそうな感じ。
ワクチン普及してきてますし、どんどんやってほしいところです。
ではでは。
(カネロの関連記事)