日本時間3/7に開催された、トリプルタイトルマッチ、UFC259の感想です。
UFC259 inラスベガス(UFC APEX)
(参考ページ)
(引用元:UFCチャンネルより)
イズラエル・アデサニヤ VS ヤン・ブラホビッチ
(引用元:In this handout image provided by UFC, Jan Blachowicz of Poland... ニュース写真 - Getty Images)
○結果
・「ブラホビッチ判定勝利」3-0(49-46、49−45、49−45)
・インディー採点「アデサニヤ判定勝利」48-47
(参考ページ)
ヤン・ブラホビッチ vs. イズラエル・アデサニヤ | UFC JAPAN
華麗な打撃で注目されているミドル級王者のアデサニヤ選手が、Lヘビー級王者に挑戦して2階級同時制覇を狙いましたが、受けて立つブラホビッチ選手に敗北してしまいました。
一言で言うと、階級差を感じた試合でした。
技術的には申し分ないアデサニヤ選手でしたが、打撃で効かせられず、逆にブラホビッチ選手の圧力からくる打撃が、挑戦者にディフェンス意識を集中させていました。
前半はまだ接戦でしたが、徐々にそのような階級による影響が現れていました。
アデサニヤ選手も結果を素直に認めていました。
ただ、各ラウンドのポイントとしては、「1,2Rアデサニヤ、3R微妙やけどアデサニヤかな、4,5Rブラホビッチ、ということで3R勝負のスプリットかな!?」と思っていたインディーだったのですが、意外にも3者とも49-〇〇ということ結果に、、!
アデサニヤ選手には全員1ポイントしか与えていなかったのです。
ブラホビッチ選手勝利に異論はありませんが、ポイントの中身見ると、やはりUFCってイマイチ採点基準が(ボクシングよりもさらに)わからないなーと思ったわけでございました。
ピョートル・ヤン VS アルジャメイン・スターリング
(引用元:Petr Yan of Russia delivers an illegal knee against Aljamain Sterling... ニュース写真 - Getty Images)
○結果
・「スターリング反則勝ち(ヤンのインテンショナルファウル)」4R4分29秒 ※上の写真のように両足片膝3点が地面についていたところへの膝蹴り
(参考ページ)
ピョートル・ヤン vs. アルジャメイン・スターリング | UFC JAPAN
UFC 259:ヤンのインテンショナルファウルによりスターリングが新王者に | UFC JAPAN
スッキリしない結末となりました。
ヤン選手が試合を優勢に進めていたのですが、4Rに相手のグランド状態(今回は上の写真のような両足の片膝の3点が地面に着いた状態)で、スターリング選手に思いっきりヒザ蹴りをぶちかましてしまったのです、、!
ヤン選手は故意だったのか勘違いしたのか、スターリング選手が効いているかどうか、はわかりませんが、明確な反則には間違いありませんでした。
試合は当然、ヤン選手の反則負け、よってスターリング選手が勝ちとなり新王者となりました。
が、素直に喜べず、最後にベルトを置いてオクタゴンを去る新王者スターリング選手。いろいろな悔しさが滲み出た表情の試合後でした。
まあ、明らかに劣勢だった状態で反則勝ちして王者になっても、嬉しいはずはありません。普通に負けた方がスッキリしたとも思っているかもしれません。反則勝ちしてズルいと思われるとかマジで嫌だ、とも思っているでしょう。
さすがにかわいそうだなー、と勝手に同情したインディー。
次回、再度スッキリ決着を期待しています!
試合自体は、手数のスターリング選手、1発のヤン選手という分かりやすい違いで進んでいました。
そして、ヤン選手の1発の方が多くヒットしてダメージを与えていたので、スターリング選手が戸惑っていた試合で、まもなくフィニッシュかな?という流れでした。
ヤン選手、本当に惜しかったですね。。
タイミング的には立ち上がったのと勘違いしたとも取れなくはなかったですし、さすがにあの流れで故意に反則してもメリットはないでしょうから、僕はもうしばらくしたら試合復帰するだろうと考えています。
アマンダ・ヌネス VS ミーガン・アンダーソン
(引用元:Amanda Nunes of Brazil reacts after her victory over Megan Anderson... ニュース写真 - Getty Images)
○結果
・「ヌネス一本勝ち」1R2分3秒
(参考ページ)
アマンダ・ヌネス vs. ミーガン・アンダーソン | UFC JAPAN
現代女子UFC2階級同時制覇王者という最強の存在であるアマンダ・ヌネス選手が、いつも通りの異次元の強さを見せつけて防衛しました!
体格差はあり、アンダーソン選手の方が全然大きかったのですが、早い踏み込みとパンチで、右オーバーハンドを1Rからどんどんヒットさせたヌネス選手。
たまらず、クランチするアンダーソン選手にさらに右ストレートを側頭部にヒットさせて効かせ、グランドに持ち込み、逆三角の体勢から腕を極めて、王座防衛となりました。
抜群の強さで安定の勝利を納めたヌネス選手は、勝利後リングでパートナーとなる女性の方とのお子様と一緒にリングに上がっていました。
日本でもよく見る、世界王者が勝利後に見せる姿ですね。
しかし、いつもの見慣れた様子と違うのは、
・パートナーは同性同士、つまり、LGBTの方々だということ、
・女性(母親)が選手としてリングでお子様といること、
です。
定番の姿は「男のボクサーが自分の子どもを抱っこしてインタビュー」なので最初見た時は違和感がやはりありましたが、考えてみれば当然にあってもおかしくないよなーと思い改まったインディー。
まさに新時代、いや多様化の時代ということです。
強さはもちろん、そういった新たな価値も感じることができ、UFCの素晴らしさを再確認しましたとさ。
以上。
次回の日本時間3/28開催のUFC260は、ヘビー級タイトルマッチ、ミオシッチVSガヌー、ですね!
ハイパー楽しみ!
僕的にはガヌー勝利が見てみたいかな。
ではでは。