2020/03/09にWOWOWエキサイトマッチで放送された試合の感想です。
ケイレブ・プラント VS ビンセント・フェイゲンブッツ
(引用元:Caleb Plant lands a left hand against Vincent Feigenbutz of Germany... ニュース写真 - Getty Images)
◯結果
「プラントTKO勝利」10R2分23秒
(参考ページ↓)
<結果>
https://boxrec.com/en/event/800083/2433202
プラント選手が、キン肉マンのフェイゲンブッツ選手を、速さ、左手中心の多彩なコンビネーションで完封しました。
プラント選手の試合、恥ずかしながら、インディーは初めて見たのですが、回転のスピード、コンビネーションの多彩さ、強そうなメンタル、華、などを兼ね備えた素晴らしい選手ですね。奥さんも女子リポーターの方みたいですし。
メイウェザーにも憧れているようで、似たようなパンチ、左ジャブやL字ガードなんかも披露できます。ただ、それらはウォードの方が似ている気がしました。半身でのバックステップなんか特に。
メイウェザーウォッチャーのインディーとしては、長いリーチを活かして、シンプルにワンツーを増やせば、もっと楽に勝てるのになとも思いました。メイウェザーやウォードも意外にワンツーを多く打ちますから。
ただ、インディー的に心配なのは、打たれ強さですね。
スピードは速く、回転のスピードに加えて瞬間のスピードもあるのですが、打たれ弱いとされるリナレス選手やカーン選手のようなスピードの出し方を感じるからです。
パンチの出し方やディフェンスの仕方は、メイウェザーやウォードに似ていても、スピードの源は違うという印象ですかね。
ディフェンスが上手いですし、メンタルも強そうなので、打ちこまれすぎるシーンはなかなか見れそうにないのですが、連打の途中なんかにバチーン!といい左フックをもらうと、バタンと倒れちゃいそうな気がしてならないのです。ダニー・ガルシア選手がカーン選手を倒したような左フックダウンみたいな。
まあ、そんなのもらったら、誰だって倒れるでしょうが、そうなりそうな確率が高いと感じてしまったんです。
カネロ選手とやるのはまだ早い、とプラント選手本人は思っているそうなのですが、ホントにその通りだと思います。おそらく今はカネロの1発にやられると誰もが思うことですから。んー、プラント選手、自己分析能力もあるみたいです。
しかし、いつかは実現して欲しいですね。タイミング次第で興行的にも大成功となるでしょう。
では、村田選手は?となると、、僕は良いカードだと思います!ただしそれは、実現しそうなカネロ戦の行方を待った後にですが。
ところで、この試合の解説では、プラント選手の動きが目立つせいか、フェイゲンブッツ選手のどうすれば巻き返せるか解説が少なかった気がします。
ある意味仕方ないのかもしれませんが、それは我々視聴者もわかるので、敢えて負けている選手の対策をプロの実況解説陣が教えてくれたらなーと思いました。
そういう負けている状態の選手がどうすれば良さそうかについての解説は浜田さんがめちゃ伝えてくださいますので、今回のような一方的すぎる試合の場合は、その解説が聞いてみたくなりました。
ブライアント・ペレラ VS アベル・ラモス
(引用元:Bryant Perrella of United States is counted back into the fight... ニュース写真 - Getty Images)
◯結果
「ラモスTKO大逆転勝利」10R2分59秒
(参考ページ↓)
https://boxrec.com/en/event/800083/2433650
逆転勝利とはまさにこのこと!!!
上の参考ページリンク先でもわかる通り、公式ジャッジでは、最終前ラウンド9Rまでは3者がペレラ支持だったのですが、最終10R残り30秒あたりで左アッパーのカウンターでダウン、その後のラッシュのうちの追い右ストレートで2度目のダウンを奪い、ラモス選手が大逆転勝利を修めました!
こんなことってあるんですね。
採点せずとも序盤のペレラ選手の優勢具合をみたら、だいたいでペレラ選手勝っているとインディーは思いこんでいたもんですから、最後の結果にはとても驚きました。
生放送でないエキサイトマッチの試合ですが、僕の知らない選手同士だったので試合結果も知らずに見てましたから余計にそうです笑。
ストップも倒れ方も派手だったし終盤でしたし、ジャックリースさん妥当だったと思います。
フリオセサールチャベスが残り1秒で逆転KO勝利したのは昔のハイライトでのみ知っていますが、そんな試合を同時代に見ることができるなんて、とても光栄なことだと思いました。
両選手とも、素晴らしい試合をありがとうございました。
以上。
しかし、アメリカではボクシング興行どうなるんでしょうねー。
日本ではコロナの影響で3月はことごとく中止なんですが。
井上選手も含め、最近は多くに日本人ボクサーの海外進出も増えていることから、気になるところです。
ではでは。