テレンス・クロフォード VS エギディウス・カバラウスカス
(引用元:Terence Crawford knocks down Egidijus Kavaliauskas during their bout... ニュース写真 - Getty Images)
◯結果
・「クロフォードTKO勝利」9R44秒
世界一のスイッチヒッターは、試合開始から、最近利用率の高いサウスポーで戦い始めました。
もちろんクロフォード圧勝だと思っていたところ、以外にも序盤はヒヤヒヤする展開でした。
カバラウスカス選手が序盤からいい感じにジャブを当て、2Rには右フックでクロフォード選手を効かせてしまったからです。
サウスポー構えの相手に対して、身長リーチで劣っている右構え挑戦者カバラウスカス選手のジャブのヒット率は素晴らしいものでした。
相手の右ジャブに対しての左ジャブのカウンター、自分の右ストレートからの返しなど、次々にヒットさせていき、リズムを作っていきました。表情を見てもとても冷静です。
これだけでも十分驚きだったのですが、右ストレートまでヒットさせ、さらに効かせた時には、「まさか、、!」という予感が頭をよぎるぐらいでした。
しかし、そうは上手く進ませないのがPFPのトップ選手。
このままペースをとらせてはいかんと攻めの姿勢で本気を見せ始め、パワーとスピードを持って徐々にダメージを与えていきました。
効かされたのが原因でムキになったのか、大振りが目立ち、得意の左ストレートからの右フックの返しも狙い過ぎで、雑さを感じる場面がいつもより多かったですが、それでも追い込んでいってしまいます。
7Rから、ガードを固めて、接近戦に持ち込むシーンもあり、接近戦への自信も感じさせてくれました。
こういうとこ見ると、改めてクロフォード選手のパワーを感じてしまいますね。
7Rに攻めの流れのまま、いつの間にか左から右へ構えを変え、カーン選手を1Rでダウンさせたような右フックを当てて倒すと、あとは時間の問題といった感じでダメージを与え続け、9Rに2度ダウンを奪って試合を終わらせてしまいました。
対策、コンディション共に素晴らしい仕上がりだったはずのカバラウスカス選手の試合後の表情は「こりゃ敵わんな。」という感じ。
それぐらいクロフォード選手の対応力が、すごかったということです。
今回は少々強引でしたが、距離を潰しても、構えを変えても自分のペースに持っていくのですから、相手からしたらたまったもんじゃありません。
しかも、KOしたかったから近めの距離を選んだ訳で、別にアウトボクシングしようとして遠い距離で戦っても上手く戦いきれただろうと思います。
WOWOW解説の飯田さんが「これだけ自由にボクシングできたら気持ちいでしょうね」という風なことを言っていましたが、まさにそれですよ。
どんな対応するのかという点でも、今後はもっといろんな選手との対戦が見たいです。
・ある程度見えてきたクロフォード選手の特徴
以前から思っていたのですが、改めて、クロフォード選手には以下のような特徴があります。
・右でも左でも強力なのは右腕のパンチ
・倒したい時は右のパンチを当てたがる
・対応できるまでの序盤はパンチをもらいやすい
・フィジカルが強く押し負けない
最初の2点はこの試合で確信しました。
今後クロフォード選手を倒す選手は、その2点に注意して、序盤に倒しきれる選手なんだろうなーと思っています。
後半にいくほど、気持ちよくボクシングされてしまいますから。
にしても、こんだけ実力があっても相手いないってのが残念ですなー。
プロモーターの関係で対戦相手がいなくて強さを証明できないから悔しいだろうな。。 https://t.co/BD1SDf6AE7
— インディー (@k_indiiii) 2019年12月13日
ホントにミドルまで行っちゃうのかな。。
以上。
ってか、この記事には関係ないですが、最近検索エンジンに全然引っかからない理由がわかってめちゃイライラしてるんですよねー。
僕の実力不足、以外のところが原因っぽいのがわかったから。
しばらく気づけなかった自分にも不甲斐ない。。
ブログのあり方、対策、2020年はけっこう考えます。
ではでは。