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東京五輪出場へ、決定戦!/ボクシング感想(2019年度全日本ボクシング選手権 決勝)

 

さあ!やってまいりました!この時期のこの大会!

全日本ボクシング選手権、アマチュアボクシングの日本人選手で1位を競い合う大会です!

2019年11月21日〜24日、第89回全日本アマチュアボクシング選手権大会2019が鹿児島県で開催されました。

(詳細は以下のページもどうぞ。実施要項や結果など色々載ってます。)

jabf-revival.com

 

アマチュアボクシングファンの僕は、毎年この大会がとても楽しみです。

特に、来年はいよいよ東京五輪ということもあって、ますます白熱してきています。

そして、予想通り、超面白い試合ばっかりだったので、感想をお伝えしていこうと思います!

 

 

(昨年までの感想記事は↓)

 

※格試合の結果は、「日本ボクシング連盟(JABF)」の公式アカウントから埋め込んでいます。

 

【アマチュアボクシング】2019年度 第89回全日本ボクシング選手権大会(決勝戦)

本大会は、東京五輪出場に向けてとても大事な一戦になるそうです。

というのも、49kg、60kgを除く階級での優勝者が2月のアジア・オセアニア予選に出場でき、それが五輪代表を掴み取る第一歩となるらしいからです。

つまり、優勝できなければ、五輪出場が絶望になるということ、、!

今後の大会の結果次第みたいなのですが、基本的に出場者は4名みたいですからね。

しかも東京開催なんて一生に一回みたいなもの。

そのせいもあってか、いつもよりかなり熱い戦いが多く、勝者と敗者の表現もかなり豊かでした。

 

決勝は例年通りNHKさんが放送してくれたのでそれをみたのですが、それまでの試合はアマチュアボクシングの国内主要大会を毎度UPしてくださっている「sakana 1976 - YouTube」さんの動画をずっと見てました。

めちゃめちゃありがたいかったです、、!

このおかげで、決勝以外の素晴らしいカードを見ることができたり、仕事の休み時間中でもライブで見ることができたりしました。

後に述べている準決勝の感想はこの動画を見れたからです。

 

※感想は五輪対象の階級のみです。

 

52kg級(フライ級)

坪井VS田中

超接戦でした。

判定結果もそれを物語っています。

攻めるオーソドックス坪井選手、カウンターを狙うサウスポー田中選手。ヒット数も変わらなかったと思います。

手数や攻勢なら坪井選手で、パンチの精度なら田中選手で、そこらへんで判断するしかなかったように思います。

僕は、1Rは坪井選手、2,3Rは田中選手だと思いましたが、見返してみてもかなり微妙ですね。特に3Rなんかは。

試合終了後は、判定結果に対して「異議申し立て」が坪井陣営からありましたが、まあそうなるよなっていう内容でした。この結果が東京五輪出場に関わるんですから!

結果は変わりませんでしたが、どちらが勝ってもおかしくない、言い換えれば、どちらが日本代表であってもおかしくないと思える内容でした。

 

57kg級(フェザー級)

堤VS藤田

でました!

僕が本大会で1番見たかった対戦カードです!

僕は以前からこの選手たちのボクシングスタイルが好きだと言っていました。

元々、テクニカルでスピードのあるボクシングが好きだってのと、現在の乱打戦化するアマチュアボクシング界をアウトボックスで抑えてしまう姿がきれいだからです。

そんなボクサー同士の対決ですが、堤選手が安定した右構え、藤田選手がユニークなサウスポーなので、どちらがそれぞれの強みを活かせるかというところも注目でした。

序盤からカウンターの打ち合いでした。攻めるタイミングが同じせいか、入る時のワンツーがかち合うシーンが多かった気がします。

言葉では言い表せないほど駆け引きが多かったので、「sakana 1976 - YouTube」さんの動画とかで実際に試合を見てもらうのが良いと思います。

結果は上の通りでしたが、実際かなり僅差だったと思います。たまたま5-0になっただけです。

1Rは藤田選手、2Rは堤選手、3Rは僅差で堤選手と僕は思いましたが、ジャッジの皆さんも同様のことを思ったのではないでしょうか。

52kg級同様、ヒット数は変わらなかったので、3R目の堤選手の攻勢を評価した結果の判定となりました。

異議申し立てがあってもおかしくない気がしました。

 

優勝した堤選手、やっぱり左の使い方が絶妙ですね!

サウスポー相手にあれだけ左を当てるとは。。しかも相手の内側に足を踏み込んで当てるんですから、相当踏み込みのスピードとディフェンスに自信があるんでしょう。

軸がぶれずに、ステップもスムーズ。相手によってスタイルを変えられる対応力も抜群。今後にますます期待です。

惜しくも敗れた藤田選手は、スタイル的にも今後は是非プロで見てみたいと思いました!

 

63kg級(ライト級?ライトウェルター級?)

成松VS今永

リオ五輪出場の成松選手がまたしても全日本に優勝しました。これで9回目だそうです。

僕もフルマークの成松選手でした。もう圧倒的強さですよね。スキル、経験全てです。

リオ五輪の結果を巻き返すべく、東京五輪では良い結果が出せるか注目です。

 

69kg級(ウェルター級)

岡澤VS鈴木

けっこう注目していたこの試合。

ともに国際舞台経験者です。

両選手ともサウスポーのボクサータイプ。ユニークなスタイルの岡澤選手と、距離をとってポイントアウトしたい鈴木選手でした。体格は鈴木選手がかなり大きく感じました。

最初から攻勢をかけた岡澤選手に、鈴木選手が翻弄され付き合ってしまった印象でした。

スキル、作戦、勢いと、岡澤選手の試合でした。

岡澤選手はボクシング以外もとてもユニークな感じがしますね。華があります。

本大会の最優秀賞も受賞したことですし、東京五輪でも魅せてほしいと思います。

 

75kg級(ミドル級)

森脇VS細野

センス抜群の森脇選手が3年連続の優勝となりました。

ただ、誰しもが思ったでしょうが、ちょっとパンチを振り回しすぎでした。

見てる側が恐ろしく思えるほどのパンチの見栄えでしたが、当たらなければ意味が無いので、今後は精度の向上に注目です。

ただ、今のスタイルを貫くんだったら、プロで是非!という感じです。絶対人気出ると思います。

 

81kg級(ライトヘビー級)

鬼倉VS梅村

さすがライトヘビー級です。

テレビ越しに見てても迫力がすごかったです。

しかもアマチュアの短いラウンドを全力で打ち込んでくるから、プロの重量級より迫力を感じました。

ファイターの梅村選手と、距離とってポイント狙う鬼倉選手でしたが、結果は終始攻め続けた前者に軍配があがりました。

世界のキン肉マン達と渡り合えるのか気になります。

 

 

 

と、ここまでは、テレビでも放送された決勝戦の感想。

しかし、準決勝までは、「決勝やん!これ!」っていうぐらいの技術戦や盛り上がりも見られました。

 

その中でも特にインディーが気になった3試合の感想もついでにお伝えしておきます。 

 

【アマチュアボクシング】2019年度 第89回全日本ボクシング選手権大会(準決勝戦)

 

57kg級(フェザー級)

なんと準決勝出場選手全員が同全日本選手権優勝経験者という、決勝戦のようなカードがここで組まれました!

 

村田VS堤

この両選手は以前関東リーグで対戦しており、その時は堤選手勝利だったのですが、けっこうな接戦でした。

村田選手のプレッシャーと手数に堤選手が苦戦したのです。

それから村田選手は前年度優勝で国際大会などの経験も積んでいるので、今回は堤選手が負けるかもしれないと戦う前の僕は思っていました。

ところが、結果は一方的。堤選手がシャットアウトして勝利を収めました。

サウスポー相手に右回りで戦い、右ストレートを中心に隙を突いてバンバンパンチを決めました。

こうなったのにはもちろん堤選手の対策もあるでしょうが、村田選手が以前の荒々しいプレッシャーがなくなった代わりにまとまったボクシングスタイルに変わったからだと思いました。

それにより、ボクシングの技術対決になってしまった、つまり堤選手の土俵になってしまった、と。

それやっちゃったら堤選手抜群ですからね。

ただ、今後対戦することあったら、村田選手は今度こそ突っ込んでくるでしょうから、また変わった面白い展開になるかもしれません。

 

藤田VS森坂

毎年この大会でぶつかっている2人。そして結果はいつも僅差で森坂選手の方でした。

どっちが勝ってもおかしくない内容なのに結果は毎回悔しい思いをする藤田選手。

そんな試合を展開してしまうほど接近した対決になってしまっていたとも言えます。

それが今回、ようやくはっきりとした明暗がわかれました!

藤田選手がいつも以上にユニークなスタイルを展開して、完璧な勝利を収めたのです!

まさに、蝶のように舞い蜂のように刺す、スタイルでした。

勝利した時、ホントに嬉しそうでした。

残念ながら、その後の決勝では敗れましたが、その実力は誰が見ても絶品。

また見たいです。

 

75kg級(ミドル級) 

森脇VS宇佐美

まさにプロっぽい試合でしたね!

金取れる試合です。

両選手ともそういうスタイルでしたし、華もあります。

スキルはもちろん、熱い思いを感じました。

的中率の分森脇選手といった感じでした。

その他はあんまり言うことないですが、とりあえず面白かったということを伝えておこうと思ったのでした。

 

まとめ

今大会で思ったのは、アマチュアボクシングのスタイルが、最近の傾向であるガツガツ系から、テクニカルなガツガツ系になったなー、ということです。

昔からのアマチュアらしいポイント評価と、攻勢の評価が、混じった感じです。

ただ打ち合うんじゃなくて、距離とったり、効果的なタイミングでパンチを当てたりするシーンが多かった印象でした。

採点もそういうところを評価していたような気がします。だから、そういう評価されるスタイルに変えたのかもしれませんね。

しかも、プロと比べて、スキルが高く、かつ短いラウンドしか無いとわかってるから、常にパンチを全力で打ち込んできます。

今回のような大舞台への切符がかかると、後がない必死さも伝わってきます。

なので、全体的に見てそこらへんのプロの試合より全然面白かったです!マジで。

たぶん本気でプロモーションかけたら、これ、金取れますよ。

そうなったら、中途半端な会場とアナウンスも改善されるかもしれません。

ただ、人気選手に合わせて金とるみたいな中途半端なプロ化は避けたいですね。アマチュアらしいスキル中心ではなく、魅せるばっかりの戦いばかりが増える気がするので。

理想は高校野球の甲子園みたいな大会を開催する感じですかね。

難しいことは間違いありませんけど。。

なんか長期な視点での話になりましたが、とりあえずお金払っても良いぐらいの大会だったってのがいいたいってことですよ!笑

 

んで!それよりもまずは目の前の話!

東京五輪の出場はもちろん、日本強し!というところを、是非みなさんで見せつけていってくれるよう、楽しみに応援しています!

 

 

 

 

 

 

以上。

 

それにしても、パンチを打った後に、頻繁に手を挙げてアピールするシーンがやたら多かったですけど、あれ流行りなんですかね?笑

絶対判定には関係しないはずなのに、大半の人がそうしてたので、気になって仕方なかったです。

自分を鼓舞してるってことかな。。

 

 

ではでは。

 

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