前回は、初めて菌糸ビンに幼虫を投入してみました!
幼虫のスペース(穴)をつくって、そこに産卵木から割り出した幼虫を投入するだけ、という非常に簡単な作業でしたね。
その記事から約3ヶ月、、クワガタ記事は随分ご無沙汰になりました。。
でも、ちゃんと菌糸ビンの入れ替え作業は行なっていたんですよ!
ブログを更新していなかっただけです。。
とても面白い作業でした。
なぜなら、菌糸ビンを掘り、幼虫を取り出すたびに幼虫の大きさが異なるからです。
「次はどんな大きさの幼虫が出て来るの!?」と楽しみで仕方ありませんでした。
はじめてオオクワガタをペアリングから飼育するということもあって、その都度はじめての作業ばかりなので、新鮮さもあるわけです。はじめてだからより楽しいって感じです。
ということで、さっそくその様子をお伝えしていきたいと思います。
ちなみにですが、今回の菌糸ビンもクワガタ専門店「クワガタ村」で購入しました。
郵送で送ってくれました!
感謝です。
幼虫の菌糸ビンを交換(1回目)
<期間:9/21〜11/13>
(実行日は、9/21に1本、9/28に8本、10/29に2本、11/13に2本)
僕のクワガタ飼育の教科書、「みんなのオオクワガタ」によると、最初に菌糸ビンに幼虫を投入してから約2〜3ヶ月後だったり、表面の白い部分が3分の1程度になったりした時に、新しい菌糸ビンに入れ替えるそうです。
前回の菌糸ビン投入の時と同様、とても簡単でした。
ただ新しい菌糸ビンに取り出した幼虫サイズの穴を空けて入れるだけなのですから。
ホントに、それだけです!笑
ただ、ちょっと注意が必要なのは以下の点です。
・菌糸ビンから幼虫を取り出す際に幼虫を傷つけないこと
・幼虫サイズの穴は、最初に投入した時の大きさではなく、まあまあ大きめの穴を空けること
・菌糸ビンのサイズは大きめを用意すること
・菌糸ビンの処分に注意すること(室内で作業する場合は特に)
・(できれば)重さを測っておいた方がいい
これさえ意識して、幼虫の菌糸ビンを入れ替えれば、あとは、また保管して待つのみです!
成虫と違い、幼虫は意外にも寒さに強いみたいたので、気温もそこまで意識する必要は無さそうです。
気楽ですね!
しかも作業も面白かったですし、毎回毎回幼虫のサイズが違うのでワクワクしながら取り組めました。
もしいろいろ気になる方は、他にもググって調べてみてください笑。
入れ替える時は前のビンの菌糸カスやフンを入れると良い、とか、入れ替え後に幼虫と菌糸ビンがあっているか確認する、とかの説明が見つかると思います。
まあ、言われなくても、なんか様子がおかしかったら自分でいろいろ変えてみたくなるし、そのようなことをしたいと思うはずので、そこまで意識する必要は無いと思います。
ここまで、本やネット情報の通りにやらなくても、ざっくりでやって14匹全部の幼虫がうまくいってきてますので、僕と同様に初挑戦中の方はご安心いただいて良いかと。
ということで、まずは、初めての入れ替えの様子から見ていきます。
<準備するもの>
・幼虫が入っている菌糸ビン
・新しい菌糸ビン
・幼虫を取り出すスプーン
・入れ替える際の土入れケース
・日付などのデータ記入用のペン
◯9/21
入れ替え本数:1
実は新しい菌糸ビンの購入前に、ちょっとだけのぞいてみてました。
その時の衝撃は、
「ん!!?でかっ!!」
というただそれだけの驚きでした。
だって僕はこんなにちっちゃい時しか知らなかったのに、、、
こんなになっちゃってたんですから!!
そりゃ、自然と新しい菌糸ビンへ移すときも、大きめに穴を掘ってあげるしかないですよね。
移してからは、勝手に潜っていきます。
幼虫とフタの間に隙間があるならすぐにフタを閉めてもいいですし、しばらくその様子を見たいなら観察してても良いでしょう。
ちなみに、幼虫を菌糸ビンから取り出す時は、白い部分の菌床が硬いわりに、その奥の黒い部分の菌床の食いカスや食フンのところはかなり柔らかいので、掘り起こす時はかなり気をつけた方がいいと思います。
中が空洞になっていることも多いのでより注意が必要です。
また、菌糸ビンの中から幼虫を見つけた時、おしりを向けられていた場合、そのままじっと見てるとおしっこみたいなのをかけられる時があるので、それも注意です。
僕はクワガタの成虫のおしっこみたいなの飛ばされました笑。
うんこだけかと思ったら、これは意外でした。
◯9/28
入れ替え本数:8
はじめてでも1本こなせば、流れはわかりました。
あとは数をこなすことで、次第に作業も慣れていきました。
一通り終わりました。
何匹分も作業したおかげで、幼虫の大きさの違いを間近に体験することができました。
写真じゃわかりにくいですね。。
でも実際ホントに大きさ違いましたよ。
あと、僕のレベルでは、まだオスメスの判断もできませんでした。。
おしり方に卵巣がある方がメスらしいのですが、全部同じように見えてきて。。
さて、ここまでの作業を終えて困ったのは作業を終えた土やボトルの処理です。
「自然に返す?」とか思ったのですが、
「待て。キノコ菌が培養されたマットが菌糸ビンに入ってるんだったら、それ捨てたところからキノコが生えてくるから、自然はやばいんじゃね?」
と自問自答した僕は、念のため、大きめのゴミ袋に入れて処分することにしました。
菌糸ビンは全てPPボトルだったので、中を空にして、ペットボトルと同様に処分しました。
この対応でよかったのかはわかりませんが、少なくとも自然に捨てなくてよかったなと今では思っています。
その理由は後ほど笑。
正確な処分の方法は、クワガタ村に今度聞いてみたいと思います。
ネットや本では情報が見つからなかったので。
合ってるかはわかりませんが、とりあえず今回はこのような処分方法でした。
◯10/29
入れ替え本数:2
やや期間をあけて、残りの菌糸ビンに取りかかります。
なぜ期間をあけたかというと、単純に菌糸ビンの白い部分があたり減ってないのを見て、幼虫がまだこのボトルの菌床を食べて無いと感じたからです。
実際、出てきた幼虫も小さめサイズでした。
(先ほどの写真と見比べると微妙なのですが、たしかに小さかった気がしました。)
◯11/13
入れ替え本数:2
さて、さらに2週間あけて、最後の2本を入れ替えたのですが、ここでちょっとした事件が起こりました!
なんと、前回10/29に入れ替えてほったらかししておいた菌床から、キノコが生えてきたのです!笑
正直、ゾッとしました。見慣れないし、気持ち悪くて笑。しかもキノコ嫌いだから食べないし笑。
なんていうキノコかわかりませんが(おそらくヒラタケ?)、菌糸ビンのキノコ菌は毒とかは無さそうなので、適当にひっくり返して、目につかないようにしておきました。
9/28の時に、自然に返さなくてよかったと言ったのは、これを見たからです!笑
子どもとかが変に拾ったら困りますからね、たぶん。
さらに!
途中で中をのぞいて、元に戻すという中途半端な状態にしておいた幼虫入り菌糸ビンからは、ふたを突き破ってがっつりキノコが生えていました。。
おそらく一度掘ったため、元に戻してもマットがかたかったために隙間ができており、その隙間から成長したのでしょうが、これにはびっくりしましたよ。こんな生命力あるんだ!ってね。
気温の関係もあるかもしれません。
中の幼虫はもちろん無事でした。
今回もちょっと小さかったです。
そして、この日の土も、ゴミ袋に入れて処分しました。
これで14本全ての菌糸ビンの入れ替えが終わりました。
ちょっときれいに並べるのめんどくさかったので、そのままの様子を。
ま、こんな感じで様子見てます。
作業した日にちは、ちゃんとラベルシールなどで記入するんでしょうけど、めんどくさかったんで、前回同様フタに直接書きました。
少し後悔したのは、菌糸ビンの大きさです。
絶対最初のよりは大きい方がいいと思います。
入れ替え後数週間経ったあとの菌糸ビンを見てると、すぐに白い部分が黒くなってしまってましたから。
幼虫が大きくなった状態で、最初と同じサイズの菌糸ビンに投入してしまったからでしょう。
オオクワガタみたいに大きいクワガタなら、大きいサイズの菌糸ビンに入れ替えることをおすすめします。
あとは、はかりを買って、幼虫の重さを測れるようにしておけばよかったなってことぐらいですね。
僕は、これ、、来年にします笑。
ちょっとまだめんどくさい気がして笑。絶対やったほうが良いのは間違いないんですが。
以上です。
いやー楽しかった!
また次回の交換が楽しみです。
本によると次回の交換時期は、おそらく12〜1月ごろと思われます。
(「みんなのオオクワガタ」p.37より)
それが終わったら、いよいよ蛹化、そして羽化に繋がるわけですね!
さすがにその辺りは慎重にやっていきたいと思います。ちゃんとクワガタ村の店長にアドバイスをもらいながら。
その時に、正しい菌糸ビンの処分方法と、生えてきたキノコの正体も伺いたいと思います。
では、またクワガタ記事はそれぐらいまでということで笑
しかし、最近ブログに書くってことが大変になってきたな。。
特にこういう写真必要な記事は。
いっそこういう系は動画公開にまとめちゃった方が良いのかもですね。
ちゃんとこれまでの作業はある程度ビデオに残してますし、そもそもクワガタ好きって文章より動画の方が好きでしょ!って笑。
ま、考えてきます。
ではでは。