確かにこういう試合なら面白いと思われるようになるかも。
— インディー (@k_indiiii) June 24, 2019
急に今までに無い接近戦での戦い方やったから、敢えて意識したのは間違いなさそう。
元統一王者リゴンドウ セハに一撃TKO勝ち <br/>バルガスvs亀田和毅の指名挑戦者に名乗り https://t.co/8RtO6elgA9 #boxingnews.jp #ボクシングニュース
ギジェルモ・リゴンドウ VS フリオ・セハ
(引用元:Guillermo Rigondeaux battles with Julio Ceja during a super... ニュース写真 - Getty Images)
◯結果
・「リゴンドーTKO勝利」8R2分59秒
・インディー採点(7Rまで)
前回のVSロマチェンコ戦を最後に、約1年半ぶりの試合となったリゴンドー選手。
結果はリゴンドー選手のTKO勝利でしたが、圧勝ではありませんでした。
いつもの完璧空間を保つスタイルではなく、接近戦で打ち合うスタイルを選んだおかげで、接戦になってしまったからです。
今まで見たことないほどまともにパンチをもらうシーンが目立ちましたが、その代わりに試合の中身は面白くなりました。
以前の空間支配能力を存分に発揮したアウトボクシングスタイルは素晴らしい技術を披露できて確実に勝利を手にしやすかったのですが、玄人にしかウケず、多くの見ているファンを退屈させてしまっていました。
しかし今回見せたそれとは真逆のインファイトスタイルは、完璧ではない代わりに、いつかどちらかが倒れるかもしれない危機感を感じながら面白く見ることができました。
接近戦ではディフェンス能力が人並みで、意外と打たれ弱いリゴンドー選手だからこそ余計見入ってしまったともいえるでしょう。急なスタイル変更によるギャップもあったでしょう。
インディー的には、このスタイル変更を支持します!
単純に試合を見ていて面白いからっていうのと、どうせ前回のロマチェンコ戦で全勝がストップしてしまってから最強ではなくなったのだから最強スタイルを維持し続ける意味がいよいよ無くなったと思ったから、です。
勝つけど退屈なスタイルは「全勝」という肩書きがあってこそ活動できます。
それが無くなった以上、これまでのスタイルを維持していけば、ファン離れはますます加速するはず。
なので、キャリア的に遅めのタイミングではありますが、「プロとして」お金をもらっているお客さんを楽しませるためのスタイルに切り替えたのはすごくいい判断だと思うのです。
そうすれば、これまでのファンはもちろん、新規にファンを獲得することも可能でしょう。
38歳という年齢的にも、体のためには、ディフェンシブなスタイルを選んだ方がいいのかもしれませんが、それだと「商品価値としてどうなの?」「じゃあそもそも続けなくてもよくない?」ってなります。
それでも試合を続けるという判断をしたのですから、僕はリゴンドー選手自身のこのニュースタイルを正しいと思いますし、応援しています。
ディフェンス能力は接近戦だと段違いに落ちますが、パンチ力、キレは相変わらず素晴らしいので、意外と成功するかもしれませんしね。
やろうと思ったら以前のスタイルに戻せると思いますので、戦い方の幅も広がります。
とりあえず、あれだけ注目する試合で完敗したんですから、同じものを見せられてもなーと思っていたところでもあったので、シンプルに新しいスタイルを今後も楽しみたいなってことです。
リゴンドー選手の今後の対戦相手には、一つ下のバンタム級から井上選手やネリ選手が上がってくる可能性がありますから、日本人はリゴンドー選手の名前をますます目にすることになるかもしれません。
もし上の選手らと対戦するとしたら、さすがに以前のスタイルでやらないとボコボコにされてしまうでしょうけどね笑。
しかしながら、離れても近くでもディフェンスマスターだったメイウェザーのすごさを、先日のサーマンVSパッキャオに引き続き感じてしまいましたとさ。
以上。
しかし、意外とバンタム、Sバンタムあたりって選手層厚いですね。
日本人ファンからしたらどんどん楽しめちゃうってことですな。
そう考えると、いっときの強い感情で決断しちゃったように感じるネリさんを永久追放処分って、普通に考えて損な気がしてくるんんだよな。。
ではでは。