我慢できずハイライトで見たけど、まず体格が一回り大きいのが意外だった。オーソドックスも久々でけっこう意外だった。最後のは、アクシデントだけど、このままいっても的な感じだったのかな。
— インディー (@k_indiiii) 2019年4月21日
明日のWOWOWの放送を楽しみにしよう! https://t.co/Kv6yB3pdjx
ということで、今回、リアルタイムで見ることができませんでしたので、WOWOWエキサイトマッチのタイムリーオンエアをじっくり見てからの感想となります。
我慢できず、 YouTubeでハイライトは見ちゃいましたが。。
では、感想です。
テレンス・クロフォード VS アミール・カーン
◯結果
・「クロフォードTKO勝利(ローブローによる棄権)」(50−44 ×1、49−45 ×2)
・インディー採点(5Rまで) 50−44
6RにKOと予想だったので、予想的中!!!
と、まあ、それは結果論でして、、、
普通にたまたまです笑
一発狙いというか、パンチ力が思ったより強かったので、相手に与えるであろうダメージの予想的には同じかなーと思いますが、実際のところはそれと関係ない、少し変な感じの終わり方となりました。
まず、試合全体としては、巷の予想通り、クロフォード選手の一方的に攻め込む展開でした。
1R目からカーン選手のジャブに右のクロスを合わせてダウンを奪い、上にも下にもバンバン有効打を打ち込み続けました。
そのまま、いつカーン選手を仕留めるのかばかりが気になってきていた6R。意外な結末が訪れました。
クロフォード選手の放ったボディが完全なローブロー(若干足の付け根気味でもありましたが、、)となってしまったのですが、カーン選手がそのまま回復を待つことなくギブアップしてしまったのです!
会場のお客さんも解説の方々もクロフォード選手本人も、さすがにそこまで痛くはないだろうと思っちゃって、「カーンの根性無し!」みたいな感じになり、なんとも後味の良くない終わり方となりました。
まあ、僕も「もう勝てんと思っただけやろーな」ってのが、本音です。
大体のボクシングファンはそう思っていたと思います。
クロフォード選手なんか、試合後のインタビューの第一声から、「ローブローではありません」なんて言っちゃってますからね笑。
(引用元:2019/4/22放送のWOWOWエキサイトマッチより)
最近、解説に出てもらい始めたジョーさんも「こういう終わり方をしていいんだと他のボクサーに思われては困る」と叱責されてました。
んー、、言ってることめっちゃわかります。でもなんか違和感があるインディー。。
んー、、あ、わかった。
それはね、、クロフォードさん、、
まずは、謝れよ!笑
何はともあれ、あれは確実なローブローなわけやから、とりあえず、ヘラヘラしながらでも、「チ◯チ◯、打ったのは申し訳ねぇ。一応謝っとくよ。俺も男だしな。」ぐらいの嫌味でもいいから、まずはそれに対しては謝れろうよっていうのが、僕の意見です。
それが、開口一番「ローブローではありません」って。。
びっくりだぜ!笑
だから、ジョーさんもそこまで言わんでも、と思いました。
庇っていたのは、亀海さんが「まあ、痛みは本人しかわかりませんからねぇ。」とちらっと言っていたことぐらいだった気がします。
終了後もカーン選手が全部悪いみたいな空気感には僕はなんか違和感でした。
・やっぱりスイッチヒッターだった!
と、まあ、一悶着はあっても、クロフォード選手の強さには脱帽の試合内容でした。
とりあえず注目したのは、構え。
右構えで1R丸々過ごしたのは、超久々です。ここ最近は、サウスポー選手になってしまっていましたから。右構えの時間が半分以上でしたが、それもかなり久々です。
(もう僕はサウスポー選手だと思っていたぐらいです笑)
なんでそうしたのかは、良くわかりませんが、一つ改めてわかったことは、どっちの構えでも強いってことです。
パンチの強さも右と左でそこまで差はありませんが、どちらかといえば右の方がパンチが強そうです。
だからサウスポーの構えの時に、左からの右フックの返しをしきりに狙っていたのでしょう。
あれ当たってたら、グラスジョーのカーン選手なら、一撃で終わっていたと思います。
また、4R終わり30秒前ぐらいの、サウスポーでの左右ボディ打ち、ちょっと前に出て、気づいたら今度はオーソドックスで左フック左ボディ左フック、、のコンビネーションのとこなんか、クロフォード選手にしかできないコンビネーションです。サウスポーでの左の上下の3連打なんかまあ見ませんから。
相手からしたら、もうわけわからんからとりあえず守るっていう感じでしょうね。
右構えでも左構えでも世界王者とは。。
とんだ対応力を持った選手です。
しかも、階級をあげて、パンチ力もかなり上がってますし、身体の強さももうウェルター級に対応しきっていそうですから、ラフファイトで倒すのも難しい気がします。
一度ミドル級まで上げたカーン選手と向き合っても、クロフォード選手の方がむしろ大きく感じたのには驚きました。リーチの長さも影響あるかもしれません。
PFPランキングNo. 1を推す声が多いのも分かります。
(ちなみに、僕は前からロマチェンコを抑えて1位だと思っていますよ。)
ただ、アゴ上げられるシーンもよくあるので、ディフェンスには少し穴がありそうですね。まあそういうところは攻めの姿勢の方がまだ強いからだと思っています。
カーン選手は、やっぱり打たれ弱いですね。。
1Rにダウンした時は、やっぱりなん!?って疑いたくなるぐらいそうでした。
今後残すキャリアでのビッグマッチは、ケル・ブルック選手との統一戦でしょう。
そういえば、カーン選手、右手が4Rぐらいから気にしていましたが、大丈夫だったんでしょうか。確かに、何か右腕に違和感のある様子でした。右拳だけじゃなく、右肘とかかもしれません。
クロフォード選手は、スペンス選手とのビッグマッチ頂上決戦を望んでいるようです。
ファンとしては楽しみですが、まあ簡単には実現しないカードな気がします。
ってか、サーマン選手も忘れんといてね!プロモーターさんたち!
以上。
2019年になって2回目のエキサイトマッチ登場となったジョー小泉さんでしたが、やっぱり僕ら視聴者に与えてくれる情報が面白いですね。
「イギリスではストーンという重さの単位があって、1ストーンは14ポンドだから、ボクシングの階級区分もその重さでの区切りが多い(現代ボクシングルールの整備はイギリスより発祥のため)」とか、
「ローブローでのダメージ回復の時間は最大5分間与えられる」とか。
いろんな解説者の人も知っているかもしれませんが、ジョーさんはそれをちゃんと言ってくれるから、こっちも勉強になるんですよね。
僕はジョーさんには技術的な解説なんかより、こういう解説を期待しています。技術的な解説は、今回の亀海さんだったり、いつもの浜田さんだったり、上手な人何人かいますから。ただ、ジョーさんの解説はなかなかいないでしょう。
今後も出てくれるでしょうか。楽しみです。
ではでは。
(2019/4/30追記修正しました。)