久しぶりに日本人選手対決の激闘を見ました!
「気持ちで負けた方の負け」と選手にもファンにも言われていた通りの試合でした!
木村翔 VS 田中恒成
◯結果
・「田中判定勝利」2−0(116−112、115−113、114−114)
・インディー採点
まさか、田中選手がこれほどがっちり打ち合うとは思いませんでした。
おかげで、1Rから「これ最後まで持つのか!?」と思うぐらい、両選手にばんばんパンチがヒットしていました。
後半に行けば行くほど、打ち合いは激化して行き、そのボルテージを保ったままゴングが鳴り、最後、両選手が気持ちのいい苦笑いで健闘を称え合いました。
結果は、田中選手が接戦を掴み取り、ロマチェンコ選手に続いて最速タイとなる12戦目での3階級制覇を達成しました。
技術的には、木村選手の右アッパーに続いて左フックの大振りを打っていたところに、田中選手がコンパクトな左フックをカウンターで合わせていたところ、が一番目立つポイントでした。それで木村選手は序盤ぐらつかされましたから。
それ以外にも細かい上手さは両選手にいくつもあったものの、精神面が超上回り過ぎたので、全然気にならなくなっていました。
「勝ち負けなんて関係ないネ!」と思わず言いたくなるような素晴らしい試合でした。
・試合は面白かったのに。。。
すごくいい試合だった。ホントに。
— インディー (@k_indiiii) 2018年9月24日
ただ、スローVTRほとんど田中だけだったのはイラッとした。こっちは互いの重要なとこ見たいのに。
放送局が終始全面バックアップなのは全然構わんけど肝心な試合中はそういうのやめてほしい。
田中恒成が3階級制覇 木村翔との打ち合い制す https://t.co/OOyJERsyKJ
という面も含めて、今回は興行面ではどうだったのか気になりました。
まず、試合の配信方法。
生中継はCBCという中部地方のローカル放送のみ(9/26の深夜にTBSで全国へ録画放送)という、全く理解できない方法でテレビ放送されました。
世界最速の3階級制覇挑戦となる試合が見たいボクシングファンは、中部地方に来てテレビを借りるか、YouTubeに即アップされるのを待つしかない、と言ってるようなものです。
しかも、16:00試合開始、という微妙な時間帯に放送開始です。
たまたま、僕は愛知県に住んでたので良かったですが、外れたとこに住んでたら絶対見る気が失せます。
なんか、地方を活性化する意図でもあるんでしょうか。
いや、それもなさそうです。
だって、チケット代が70000円〜7000円という、総じて井上尚弥の試合のチケット代より高く設定されていたからです。
さらに、場所は名古屋市といっても港区金城ふ頭という愛知県民もなかなか行くことのない港です。
そもそも僕は仕事だったので行きませんでしたが、仕事が休みでもためらいました。よっぽど知り合いかファンでない限り、相当迷うはずです。
実際、テレビで見る限り会場には人は集まってませんでした。
世界的な記録もかかってるし、日本人ボクサーの中では有名だからすぐに注目されるとでも思ったのでしょうか。
このままだと宝の持ち腐れとなるかもしれません。知らない、ってのは価値になりませんから。
とまあ、僕ごときが言っても全く変わらないんですけどね。。
ただ、こんな面白い試合がほとんどの日本人に知られてないと思うと、ちょっとさみしいなあ、と思ったわけなのでした。
以上。
いい試合、そしてそれが伝わる記事。 https://t.co/mSQcHJGuiI
— インディー (@k_indiiii) 2018年9月25日
この記事も良く伝わってておすすめですよ。
ではでは。