最高です。今年はやっぱり、最高です。
— インディー (@k_indiiii) 2017年9月16日
ホントありがとうございます!
ロマチェンコvsリゴンドウ正式決定、12.9MSG https://t.co/OuOcHlhqUW
俺の意識は早くも、リゴンドーVSロマチェンコに移りつつある。笑
— インディー (@k_indiiii) 2017年9月16日
前日のため、まだ明日の試合の興味の方が勝るのは勝るんだが。#リゴンドウ #ロマチェンコ
これ以上、なんと表現すれば良いのでしょうか。
僕は、ゾクゾクしています!!
この試合こそ、現代ボクシング最高峰の技術戦となるでしょう!
上の記事の、後半にも書きましたが、相当ハイレベルだったと言われている、メイウェザーVSパッキャオ戦よりもハイレベルな戦いになると思います。
ウォードVSコバレフ戦もハイレベルでしたがもちろんそれよりも上でしょう。
なぜなら、両選手共に、オリンピックで2大会連続で金メダルを取っているからです!
これは、ほんっっっとうにすごいことですよ!
これについては後ほど述べます。
そうしなければ、出だしから少しズレたことで長くなりそうなので笑。
では早速、予想していきたいと思います。
※今日は結構長いかも。。
試合予想
12/10 ギレルモ・リゴンドウ VS ワシル・ロマチェンコ inニューヨーク(マジソン・スクエア・ガーデン)
(引用元:「Boxing News」以下ページより[http://boxingnews.jp/news/50606/])
1.比較データ
(インディー作)
両選手とも、ボクシングの闘いのために設計された機械のような戦い方をします笑。
ホント、それぐらい全ての能力が一級品。
KOもパンチ力というより、精密に計算されたタイミングやパンチを当てる場所によって倒します。
特にリゴンドウ選手の方が、機械的です。構えがブレない。動きに無駄が全く無い。顔にも変化がない。恐いですねー笑。
しかし稀に、歯車が狂ったのか、油断したのか、ダウンをもらうことがあります。深いダメージこそありませんが、弱点を挙げるとしたらそこです。
その弱点という点では、ロマチェンコ選手はわかりません。。
プロ2戦目でサリド選手にダーティーファイトで苦しんだこともありましたが、さすがにもう慣れてると思われますし。
やっぱりこちらもマシーンですね。
階級は、リゴンドウ選手がSバンタム級、ロマチェンコ選手がSフェザー級ですが、この試合はSフェザー級で行われるそうです。
ということは、ロマチェンコ選手がAサイド、リゴンドウ選手がBサイドなのでしょう。
階級はリゴンドウ選手が二つあげる形となりますが、身長・リーチでは意外な数字が出ています。
身長では6㎝ロマチェンコ選手が高いんですが、逆にリーチでは6㎝リゴンドウ選手の方が長いんです!
これは興味深い数字ですね。普通に考えると、リゴンドウ選手の体型の方がボクシングには有利です。
とはいっても、両選手とも踏み込みが速いですから、大きな影響は無いと思われます。
スピードについては、踏み込みだけではなく、ハンドスピードも含めて、両選手はボクシング界の中でもトップクラスです。
しかし、リゴンドウ選手は瞬間のスピード、ロマチェンコ選手は体全体のスピードという違いがあります。
メイウェザー(瞬間)とパッキャオ(体全体)のスピードの違いと似ている気がします。
2.考えられる試合展開
二つのパターンを予想しました。
(1)リゴンドウ選手の空間で試合が進む。
僕はこのパターンが最も有力ではないかと思います。
正直、リゴンドウ選手のあの間合いを崩すのは、ロマチェンコ選手でも至難の技です。
あの空間の何が恐いかって、思いきって入り込もうとしても、左ストレートのカウンターが待ち構えていることです。
まずは右手で相手の距離を測りながら自分の空間を創り出し、その範囲内に一歩でも踏み込もうもんなら、スッ!と左ストレート、あるいは左アッパーで相手を止める。しかも、超絶なスピードで。
だいたい、あの左手を顎の前に固定してる構え方で、「入ってきたらこれ打つよ?」って伝えてるようなもんですからね笑。
ロマチェンコ選手が足のスピードで、出入りを増やし、ポジショニングをコロコロ変えながら、少しずつその空間を壊せるかどうか。
その間合いを壊せたら、形成は逆転するでしょう。
しかし、そうならなければいつものリゴンドウ選手の試合で、お見合い状態、ブーイングの嵐、それでも勝てて満足気なリゴンドウ選手の微笑み、を見ることとなるでしょうね。
(2)体格の利を活かしてロマチェンコ選手がプレッシャーをかける。
もう一つは、ロマチェンコ選手がガードを挙げて詰め、ファイタースタイルで闘う、というパターンです。
ロマチェンコ選手は(アウト)ボクサースタイルですが、最近はプロ意識が芽生え始め、 積極的に相手をロープに詰めてKOを狙いに行っています。そのため最近は、ファイタースタイルの闘い方に慣れてきているはずです。
そこで、体格の利点を活かして、少々強引に詰めてでも乱打戦に持ち込む、という方法も一つの良い作戦だと僕は思うのです。コンビネーションの多彩さは、ロマチェンコ選手の方が勝っているわけですし。
但し、今までの相手とはレベルが違うということで、さらにガードを固めて、多少のパンチは覚悟して挑まなければなりませんが。
少々強めに出た方が、リゴンドウ選手も焦って手を出して止めようとするかもしれませんから、そこで逆にカウンターというのもありでしょう。まあ、それにカウンターも合わせてくることもあるでしょうけどね笑。
リゴンドウ選手はドネア戦の時みたいに、カウンターのカウンターを打ってきたりします。もちろん、ロマチェンコ選手もしますから、接近戦になったとしても相当ハイレベルな闘いが期待できるでしょう。
3.結論
考えられる試合展開の(1)にも述べた通り、僕はリゴンドウ選手のペースで試合が進む可能性が高いと思っています。
よって!
リゴンドウ判定勝利(116−112)!!
この「判定」というのは、外せませんね笑。
おそらく、相当有利な展開にならない限り、無難に逃げ切ると思われます。
でも、難しい予想でしたけどね。過去の試合映像見返す度に、「どっちもやべぇやん。。」ってなって、悩みましたから。
ロマチェンコ選手勝利も十分あります。しかし、流行りの「ロマチェンコ勝ち」はさすがに無理でしょうね。勝つなら、こちらも「判定」の二文字は欠かせません。
まああとは、ロマチェンコ選手よりはリゴンドウ選手の方が好きっていう超個人的な感情論で予想したかな笑。
(追記12/2)
こういうのも書きました。
この試合の結果次第ですぐ更新する可能性がありそうですが。。笑
4.究極のボクシング力対決!*1
ここで少し、僕がこの試合に興奮している理由を詳しく述べさせてください。
まず、僕は元々ボクサー型(アウトボクサー)の選手が好きです。
足の動き、カウンターのタイミング、ディフェンスなどが、ファイター型(インファイター)の選手より勝っており、それらを見ると「おお、なんて芸術的なんだ!」という気持ちになります。
もちろん、立ち向かう闘志、根性、パンチ力という点で勝るファイターの試合も燃えますが、どちらかと言えば、キレイで芸術的なボクシングの方が繰り返し見たくなるのです。マネしたくなるのです。
そして、今回、典型的なボクサー型、しかも最高の技術を持った選手同士の闘いが決まりました。興奮しないわけがありません。おそらく何回も見返すことになるでしょう笑。
んで、ここからさらに、なぜ僕が究極の技術戦だと思うのかも述べていきます。
以前から言っていますが、僕はアマチュアボクシングの国際大会での金メダルは、プロの世界チャンピオンより上の価値があると思っています。
というのも、そもそも僕はプロとアマチュアの各選手たちを平均した時の能力は、アマチュアの方が全然高いと考えているからです。あくまでも、「平均で」ですよ。プロのトップはアマチュア(ジュニア)上がりがいますので。
実際、試合とか練習とか見てると思うんですけど、アマチュアは本当にレベルが高い!特に、高校生以上の全国大会になると、「なんでプロならないの!?」っていつも思わされます。
これはやはり、小さい頃、最低でも10代の頃からやっていることが大きいのでしょう。自然とボクシングの動きが染みついてしまっている感じでしょうか。
加えて、アマチュアなら観衆のことなど気にして魅せ方にこだわる必要がなく勝ちに徹した戦い方ができます。また、ジャブでもフックでも威力関係なく同じポイントというポイント制なので(今はだいぶ変わりましたけど)、じゃあ当たりやすいジャブから磨いた方が良いだろうという感じで、基礎的なパンチから鍛えられていきます。
そんなアマチュア選手と、半ば我流で身につけた能力と根性で仕上がったプロ選手が戦っても、まあ結果は予想できますよね。
もっとイメージしやすいような例を出します。
あなたが小学校から続けている競技で、二十歳そこらで始めた人と勝負したら、負ける気しますか?ってことです。
少年野球からピッチャーをしている場合、最近始めた人が相手チームのピッチャーをしていたら、絶対勝利投手になれる自信があると思いませんか?
イメージそんな感じですよ。
それでも、稀に才能が開花する選手が現れる時はあります。(例えば、アドニス・スティーブンソン選手)
まあ統計的には、って感じです。
(もちろん、叩き上げの選手も好きですよ笑)
そんなアマチュア界の最高の称号と言えるだろうオリンピックで二大会連続優勝して、そのトップに君臨し、当然プロでも実力は問題なく通用しているのがリゴンドウ選手とロマチェンコ選手です。ボクシング競技としての技術・能力の究極的なモノ身につけています。
つまり、これをボクシング力と呼ぶことにすると、これは現在究極のボクシング力対決である、と言えるのです!
そのため、今回は両選手とも、観衆のことなど気にしなくて良いから、勝つことだけに徹して試合してほしい、と僕は思います。
ここでそう思う理由をさらにもう一つ。
最近僕は、ボクシングのビッグマッチと称される理由には、大きく分けて二つあると考えています。
ライバル同士の対決であるということは前提条件として、試合内容に期待されているのか、または、試合背景に注目されてきたのか、ということです。
例えば最近では、先日のカネロVSゴロフキン戦が試合内容に期待されたビッグマッチ、メイウェザーVSマクレガー戦は試合背景に注目されたビッグマッチです。
日本では、亀田3兄弟の試合や薬師寺VS辰吉戦が試合背景、三浦VS内山戦やロマゴンVS八重樫戦あたりが試合内容といった感じでしょうか。
世紀の一戦メイウェザーVSパッキャオ戦は、試合内容、試合背景共に大きく注目されていました。
もちろん、試合内容と試合背景、どちらか一つの理由のみで成立するわけではありません。どちらが特に期待、注目されているかということで考えます。
そう考えると、今回の試合は、完全に試合内容に期待された試合に分類できます。
五輪金メダリストという背景はありますが、それは両選手の実績であって、深く関係しません。
もう、完全にマニアックな人向けの試合なのです。
よって、観衆ウケは良くないと思われます。リゴンドウ選手がKO負けなら盛り上がるかもしれませんが、ほぼ確実に盛り上がらないと思います。
というか、そもそも盛り上がらなくて良いし、盛り上げなくて良いです笑。勝つことだけに徹してほしい。マジで。
そして、もし僕の期待通りに試合が進むなら、会場に行く意味はあまり無いですから、絶対テレビで見た方が良いと思います。そっちの方が動きが良くわかる。まあ、わざわざニューヨークまで仕事以外でこの試合を見に行く日本人はほぼいないと思いますが。
長々と書いたが結論、
究極のボクシング力対決にファンサービスは不要!
言いたいことは以上です!
ちなみに、これWOWOWさんは生放送すんのかなー?
しなさそー笑。また3週間遅れ、いや年末だから年明けとかに放送しそー笑。
まあ、そしてらまたDAZNだね!
(追記11/15)
・生放送情報について
WOWOWオンデマンドで先行ライブ配信されるそうです!(エキサイトマッチ通常放送は12/18です。)
日程は12/10(日)なんですが、詳しい時間帯がわかりましたら追記します。
でも、僕はライブ配信中は見れないので、その日の夜見れるように(WOWOWオンデマンドはライブ配信の見逃し放送が無いので)、何か他の視聴方法を考えています。。。でないと、1週間も待てない!笑
以上。
まあ、こんだけ偉そうなこと書いておきながら、当日は、、
8月から決まってました。外せないそう。泣
— インディー (@k_indiiii) 2017年9月16日
っていうね。。
サボりてーー!って入社して初めて思いました笑。
カネロVSゴロフキン戦で試合予想は短めでって言ったばかりなのに、その倍ぐらいの文量になってしまいました。
読んでくださった方、ありがとうございます。
(追記12/11)
結果は、、、!?
ではでは。
*1:(11/7)この見出しの文章をところどころ修正しました。接続詞などが中心です。中身は特に変わってませんが、なんか読み返すとわかりにくくて抜けてる文が多かったので。。すみません。ご了承の程、お願いいたします。