6/26のWOWOWエキサイトマッチは、若手注目株の試合が面白かったです。
まず、メイウェザーの秘蔵っ子、ジャーボンテイ・デイビス。
そしてオリンピアンのジョシュ・ケリー、シャクール・スティーブンソン、ジョーコルディナ 。
テレンス・クロフォードの試合もあったのですが、その相手のフェリックス・ディアスも、注目株というわけではないですが北京五輪金メダルのオリンピアンでした。
こんな感じなので今回の放送は、若手多くて元気で大胆で試合内容がかなり面白かった!
これらの試合で面白かった試合を書き留めていきます。
ジャーモンテイ・デイビス VS リアム・ウォルシュ
「デイビスTKO勝利」3R2分11秒
このデイビス選手は、スピードとパワーはもちろんですが、爆発的な勢いが凄いですね。
メイウェザーと似ている似ていると言われてますが、どちらかというとユリオリキス・ガンボア選手の方が似ている気がします。身長とか身体全体のバネで肉弾戦車のように畳み込むところなんかそっくりかと。
正直今回の試合だけじゃ実力はわかりませんでしたが、デイビス選手の必殺パンチは左アッパーではないでしょうか。
下の動画のとどめの左アッパー3連発なんて、盛り上がりますよね!
ボクが嫌いなロマチェンコ選手を是非とも倒してほしいですね!
もし階級下げれたらリゴンドー選手との試合も見てみたいかも。
また、試合後にはメイウェザーが注目の的となっており、マクレガー戦や自分の名前についてコメントしていました。
フロイド・ジョイ・メイウェザーが正しい正確な名前なんですね。初めて知りました。。
(引用元:Photos: Gervonta Davis, Walsh, Mayweather - Heated Presser - Boxing News)
ジョシュ・ケリー VS ジョニー・ビナ
「ケリーTKO勝利」4R1分27秒
うん、面白い選手が出てきましたね!
まさにハメド的なボクシングをして、見る者の注目を集めます。
ハメド同様よく動くステップでガードの隙間でもあたる角度でパンチを打ち込む。そのステップがコンビネーションに交じってるから余計パンチがヒットする。パンチのキレもある。
また、オリンピアンなだけあって、基礎がしっかりしており、くっつくぐらいの接近戦ではガードも上げます。
唯一弱点は、ガードを下げたままの顔面に中間距離で一発大きなパンチをもらいそうなことです。
実際試合でも小さいパンチはちょいちょいもらってましたし、ディフェンスに関してはそこまですごいとは感じませんでした。
でも、意外と打たれ強そうな面もあったので、そこはタフさでカバーできるのかも?
ちなみにこの選手、最近の試合を左フックを7発連続で振り回して勝利しています。
この試合がTwitterで軽く拡散されてたんで、軽く注目はしていましたが、放送で見てもやっぱ良い選手、華のある選手ですね。
💥💥💥 Watch @JOSHPBK send Tom Whitfield crashing to the floor with some savage left hooks last night in Newcastle! #PBK pic.twitter.com/T7cZXTk6Rg
— Matchroom Boxing (@MatchroomBoxing) 2017年6月24日
シャクール・スティーブンソン VS カルロス・スアレス
「スティーブンソンTKO勝利」1R2分25秒
この選手、リオ五輪バンタム級銀メダルで、アマチュア時代から大変注目された選手です。
しかも、ただ注目されるだけではありません。
その獲得に、現所属のトップランク、メイウェザー・プロモーション、GBPなど有名どころばかりが名乗りを挙げた事でも注目されていました。特に当時はメイウェザーの熱烈歓迎ぶりは、すごかった気がします。
実況の高柳さんのお話によると、今はプロモートにはあのウォードも関わっているとか。
試合内容は、長身のサウスポーから基本に忠実な攻略されにくそうなボクシングなので、世界チャンピオンまではあっという間でしょうね。
どちらかというとボクは、試合自体よりも雰囲気にスター性があるから人気が出そうな気がしています。
恐るべき19歳!
テレンス・クロフォード VS フェリックス・ディアス
「クロフォードTKO勝利」10R終了時
スイッチヒッターのクロフォード選手。最近はサウスポーの比率が大きいなぁと思っていましたが、今回は全部サウスポーで戦っていました。
確かに、サウスポーの方が上手い気がします。
個人的には、接近戦もそのまま戦えることがすごいと思います。
普段と逆構えでもできるのはできる人多くいるとは思いますが、接近してガード挙げた時、ディフェンスもしようとする時は、とっさに普段の構えに戻ってしまうと思うんです。慣れてる構えが安心すると無意識に反応するからでしょうか。
それでも、クロフォード選手はスイッチできるのに、接近戦でもずっと逆構えで戦える。怖くないんでしょうか。
しかし、ディアス選手の速い踏み込みと伸びる左右フックのパンチは、多少もらっていました。だから、実は焦ってたんだとは思いますが、敢えての逆構えだと思います。敢えての。
クロフォード選手は特に目立つ武器というのはありませんが、長いリーチと浜田さん曰く「右構えでも左構えでも世界チャンピオン」という程の技術が強みでしょう。
攻略はかなり難しいかと。
有名どころとやる機会が少ないので、今後はビッグマッチのみ期待します。今なら選手はいっぱいいるはずです。
インドンゴ選手にも勝てると思いますし、マイキーガルシアよりも強いと思います。これだけの選手ですから、たぶんプロモーターが慎重なんでしょう。
(追記)
やはり!
まとめ
デイビス選手もケリー選手もそうですが、華のある選手は印象に残るフィニッシュができますね。
特に、同じパンチを連打を打つのって結構印象に残るんだってこともわかりました。思えば、メイウェザーも右3連発だったり、ロイジョーンズも左フック何連打も打ってたりしました。
あと、注目株の選手の中でジョー・コルディナ選手もいましたが、ミスマッチすぎて全く実力がわかりませんでした。
むしろ、この対戦自体が気になりました。
メイウェザーVSマクレガーがミスマッチなんて言われてますが、こういうのこそ、マジで危険なミスマッチなのでやめた方が良いですよ。
最近、元UFCの選手がボクサーとボクシングマッチして派手なKO負けで亡くなりましたが、そうならないためにもホントにやめてください。育成だか何だか知りませんがこういう試合の組み方。亀田選手のAbemaTVみたいにヘッドギアでも付けさせましょう。マジで。
最後にもう一つ、五輪選手にちなみますが、リオ五輪に日本代表として出場していた森坂嵐選手(大会では1回戦敗退)は、合同練習などでスティーブンソン選手とスパーリングを行ったことがあるそうです。
森坂選手は、現在アマチュアボクシングの日本選手の中で(1番といえるかもしれないぐらい)非常に注目されている選手です。
そしてその感想では、「ディフェンスは上手かったが、かなり差があるようには感じなかった」という様なことを言っていました。という事は、次世代を担う若者ボクサーも十分に世界に通用し得るという事です!
まあ、その差を埋めるのには時間がかかるかもしれませんが、これは大いにボクシングファンを期待させてくれる発言ですな。
ジュニア時代から活躍するアマの選手達の中で、大学卒業後も(五輪目指す以外で)ボクシングする選手は、自衛隊体育学校とか地味なとこに行くんじゃなくてプロでぜひ活躍してください。お堅くはないですけど、絶対華やかで面白いはず。(連盟の問題とかがめんどくさそうだが)
そしたら日本ボクシング界も盛り上がります!
以上。
みなさんって、パッキャオ選手の試合って楽しみにしてるんでしょうか?
ボクは正直あんまり興奮しません。
それでも、一応見るっちゃ見るんですが笑。普通の世界戦として、って感じです。
(追記)
とか言いながら、書きました笑
その他のビッグマッチはめちゃ興味ありなんですが。
どんどん続くんで、興味あるのは特に予想から書いてみようかな。
てか最近、ジョーさん解説いないから寂しいですね。早く解説が聞きたい。。
ではでは。